兼喜会のルーツ

<名義人>
 日本の伝統的な建設産業の中に色濃く残る受発注者の信頼の証である。
 実際に建造する作業を行う専門の技能を持った人々を職人と呼び、その中でも「技能・人格・信用・業績」が認められ強い信頼関係が結ばれたものに、発注者から『名義人』の称号が与えられた。

<清水屋>
初代・清水喜助翁が文化元年(1804)に江戸、神田鍛冶町に大工を創業、屋号を『清水屋』と称し、洋風建築を手掛け、大正四年に清水組に改組。

<東京兼喜会>
一式請負の必要性から、専属の優秀な職人衆の確保のため諸方の親睦会『カネキ商工会』他が設立された。(明治22年)

名古屋兼喜会

<清水組名古屋出張所>
 
明治24年(1891)濃尾大地震により、多大な被害を受けたこの地に尾張紡績復旧工事を皮切りに名古屋出張所を開設。清水建設名古屋支店の出発となる。御園座、明治銀行など地元工事の受注を増やし順調に発展していく。

<清鯱会>
 
大正9年(1920)、清水組名古屋出張所から名古屋支店へ昇格。『清鯱会』発足。
渡辺鉦太郎(建具)、平松伊助(石工)、岩根宗三郎(鳶、土工)、藤原留吉(瓦工)、香取巳之助(錺工)、成瀬兼吉(左官)三友粲吾(大工)以上7名を幹事に、東京兼喜会の精神を受け継ぎ、会員相互の親睦を旨とし、各自の業務の向上と発展を図りながら清水の隆昌に寄与するため、一致協力することを申し合わせた

<活動>
・災害防止組織とその活動
 兼喜会会員はすべてが、『清水建設名古屋支店取引業者災害防止協議会』にも属し、安全衛生に協力している。その役員は兼喜会の役員が兼務し、そのリーダーシップを発揮。
  KY活動の導入、現場パトロール、技能講習、
  特別教育、経営者研 修会、RST職長教育等
  の安全教育、調査・研究等 を行っている。
・TQC活動
 昭和55年から58年にかけて、TQC活動により清水建設のデミング賞の受賞に貢献。 
・その他、清水建設の指導のもと兼喜会会則第4号に基づく活動。

<下部組織>
・兼喜会青年部会
・清水建設名古屋支店取引業者災害防止協議会
各分会


兼喜会の歩み
1889.カネキ工商東京にて発足

1894.カネキ工商会をカネキ会と改称

1902 カネキ会、兼喜会と改称

1914.兼喜会解散(第一次世界大戦始まる)

1919.清水組本店諸方組合、誕生

1920.清鯱会(後の名古屋兼喜会)結成

1921.清水組本店諸方組合規約改正/匠友会、清水大工組合と改称

1929.清水組本店諸方組合(通称キ会)創立 総会開催

1930.清水組本店諸方連合,清水組本店諸方組合キ会に改組改称

1931.清水組本店諸方組合をカネキ会と改称

1934.清水組本店諸方組合キ会、兼喜会と改称

1935.京都伏見稲荷より、兼喜稲荷大明神を祭祀

1937.清鯱会を名古屋兼喜会と改称(通例キ会と称した)名古屋ホテルにて発会総会開催
   香取己之助・初代会長に就任/本会にて兼喜会旗入魂式/授与式・会旗披露及び総会開催

1945.支店社屋焼失に伴い名古屋兼喜会事務所焼失

1946.岡田平蔵・2代会長就任

1948 名古屋兼喜会事務所完成移転

1950.職業安定法により、名古屋兼喜会解散、親睦団体清工会発足

1951.東京兼喜会復活/清工会解散
   名古屋兼喜会復活/石井留之助・3代会長に就任

1955.名古屋兼喜会と呼称統一、キ会の使用を廃止

1959.「名和会」の前身「8日会」発足(初代会長対馬弥吉)

1960.清水建設全国連合兼喜会結成(初代会長細井太郎)

1961.兼喜会災害防止協議会会則制定

1962.全国連合兼喜会第3回定時総会名古屋大会開催
   災害防止協議会発足 諸方主任、副主任制度導入

1964.兼喜会災害防止協議会安全表彰規定制定/永田吾郎4代会長に就任

1966.「若水会」(後の名古屋兼喜会青年部)結成

1967.災害防止協議会、大臣団体賞受賞

1968.平松文雄5代会長に就任

1969.「若水会」を名古屋兼喜会青年部と改称

1970.中田守光6代会長就任・全国連合兼喜会第11回定時総会名古屋大会開催

1971.並松兵衛門7代会長に就任

1974.名古屋・大阪に安全部新設/岡田明美8代会長就任

1975.災害防止協議会より安全衛生資格証発給/職長教育実施/取引業者互相会発足

1977.災害防止協議会第1回雇用管理責任者研修会開催

1978.全国連合兼喜会第19回定時総会名古屋大会開催

1979.全国連合兼喜会20週年記念大会開催
   TQC説明講習会開催(兼喜会・災防協会員224名受講)

1981.TQC推進委員会設置/兼喜会第1回TQCサークル発表大会開催
   第1回清水建設取引業者TQCサークル発表/全国大会開催

1982.管春儀、9代会長就任/名古屋兼喜会代表参加、兼喜会TQC社長診断実施

1985.災害防止協議会のもと10分会安全衛生協力会発足

1986.田中廣道10代会長就任・兼喜会新事務所へ移転

1988.全国連合兼喜会第29回定時総会名古屋大会開催/災害防止協議会取引業者災害防止協
   議会とし、組織変更し活動強化

1989.全国連合兼喜会創立30周年記念祝賀会

1990.兼喜会生産性向上委員会・専門部会を発足

1991.清水建設衞掌轍飴拇100周年に併せ、名古屋兼喜会70周年記念誌「LINK」発行

1994.佐川 修11代会長就任

2001.全国連合兼喜会第42回定時総会名古屋大会開催

2001.並松勉会長代行就任

2002.後藤治孝12代会長就任

2002.災害防止協議会 静岡分会,三島分会,浜松分会を静岡分会に統合

2003.災害防止協議会 三河分会,豊橋分会を三河分会に統合

2008.全国連合兼喜会第49回定時総会名古屋大会開催

2009.後藤治孝12代会長逝去

2009.尾関浩司会長代行就任

2010.並松正勝13代会長就任